コロナ禍の山荘 開店休業状態継続中!

11都府県に2/7まで発令された異常事態宣言も延長が確実視されております。長野県も2239名(1/27現在)の感染者が出ておりますが地域格差が大きくなっており、我信濃町はお陰様で昨年11月に6人目の感染者(いずれも町外での感染者)発生以降、小康状態を保っております。 私達の自宅での日常生活は従前と変わりなく過ごしておりますが、全国的に全ての行動に自粛が求められるムードは蔓延しており、外出では不自由を感じる場面が増えております。 山荘も昨年11月迄はGoToキャンペーン等の影響(山荘はGoTOの対象外でしたが、利用者の居住地域限定でしたが、県と町から合計一泊5000円補助金)も有り例年並み以上のご利用者がありました。しかし、12月に入り全国的に感染者増加に転じると(補助金も中止され)一気に減少、年末年始のお客様もキャンセルとなり、今年に入り山荘には今日迄一人のご宿泊者来訪もありません。山荘開業以来、初めての開店休業の期間を経験しており、一日も早いコロナ収束を待つしかない状況です。

一方、今年の天候はこの状況に反比例?して12月半ばから大寒波が既に3度も来襲、高速道路上では豪雪の為一日以上閉じ込められる被害が2度も惹起された事はご承知の通りです。ここ数日は春を思わせる天気が続いておりますが、今週末にはコロナを凌ぐ?4回目の寒波の来襲が見込まれております。今の山荘周辺の積雪は1m以下となってしまいましたがスキー場には例年並み以上の積雪となっているもののスキーのお客様は些少、スキー場のリフトやゴンドラも間引き運転を強いられております。 今年の降雪は日本海側海岸近くで35年振りの大雪となり、上越市高田周辺では3m以上の積雪に見舞われてしまい、街中では昔懐かしい、全戸一斉屋根の雪下ろしが復活され、雪との大格闘が行われました。 山荘でも30数年活躍している老骨除雪機が2年振りに大活躍、この除雪機が寿命を迎える事は想像したくもありません。当方もこの状況ではスキーに行く気分にもならず、毎夕刻の赤倉温泉+サウナ入浴(全身入浴は免疫力を高める効果有りとの通説を信じ)以外は不摂生?な生活を過ごしており、4月の血液検査の結果が今から心配されいおります。当方の隠れた?ライフワークとしての3年前から継続中の「鬼胡桃酒」「ミード酒」造りには真摯に?取り組んでおります、ただご来訪のお客様激減で消費が進まず在庫が溜まるばかりです。昨年10月に仕込み今月末から飲用可となる「鬼胡桃酒」は推定アルコール度43度が2800ml、40度が6600mlとウィスキー瓶換算で約13本の在庫、またアカシヤ蜂蜜を発酵させた「ミード酒」は700ml瓶4本を在庫しており、昨年7月以来継続していた醸造発酵作業は一時休止しております。

国内でもこの2月中旬から医療従事者へのコロナワクチン接種が開始される報道が成されております、予定通り進捗すれば高齢者の当方は4月には接種出来る見込みです、今は我慢の時期と捉え早いワクチン接種の完了と、この4月に昨年植樹した蝦夷桜の開花を見る事を最大の願望として過ごす所存です。どうぞ、皆様もコロナに負けぬよう、自己免疫力を高める事に十分留意され、くれぐれもご自愛下さい。

今後の山荘周辺行事予定

今年はコロナ禍の影響でイベントは全て中止となっております。例年2月開催で毎年参加している新潟古町で芸妓さんとの宴席「新潟冬の陣」も開催が見送られたようで大変に残念です。願いは一つ、コロナの早い収束(終息)のみです。

好調だった奥信濃FC

コロナ禍の影響で、皆様の外出制限等々巣籠された方が多かったのか、奥信濃FCへのご注文件数が大幅に増加いたしました。昨年も会員数は110名程度と例年と変わりませんでしたが、ご注文の品物の件数が大幅に増加いたしました、ご愛顧いただいている皆様には改めて御礼申し上げます。

マスコミでも報道されていた通り、コロナ禍の現在、皆様の外出自粛が地方物産品のネット等々を通じた購入に繋がった証を当方も実体験いたしました、コロナ禍の余禄と述べてしまうのは少々不遜かも知れませんね…。

1983年に山荘にご宿泊いただいたお客様を対象に信州の農産品を宅配する事を目的として開始した奥信濃FCですが、38年の歩みの中、ご紹介等々でその輪が広がり30名近い方はFCだけのお付合いのお客様ですが感謝いたしております。今年もこれから3月半ばを目途に新年度の計画を始めたいと準備いたします、39回目の企画も皆様のご期待に副える内容でご案内いたしますので宜しくお願いいたします。

昨年の1月の山荘通信89号でご紹介した当方製造の「りんごバター」、一年間保存した品物を過日開封して食したところ何ら異常無く、砂糖無しでも1年間保存が可能との結論が出ましたので報告いたします。今年も1/16と1/24に製造いたしました、昨年は原材料のリンゴが美味しく出来ていたのか昨年に比べ格段に美味しい「りんごバター」に仕上がっております、ご希望の方は別添案内の通りですご高覧いただければ幸いです。

今年の百名山登山計画

コロナ禍の最中、登山は中々楽しむ環境では無くなりつつあります。当方も昨年5月の50座目、大台ケ原を最後に封印中です。百名山登山復活も願いは一つ、コロナの早い収束(終息)のみ。今年も無理かな?そのうち年齢タイムオーバーにならない事を願うもの。

[編集後記]

◎山荘通信92号をお届けます。コロナ禍最中の冬、皆様のお住まいの地は如何ですか、当地は前述のとおり、これまで経験無い異常降雪、お客様不在の野尻湖畔です、最低気温は例年並みで、宿泊棟の浴室混合栓を凍結破損させ損害も、油断大敵です。

今は確定申告の作業中、コロナ対策で支給された持続化給付金/県/町からの様々な給付金は雑収入として申告が必要との事で収入に追加すると、昨年の総収入が一昨年を上回ってしまう珍事に呆れるやら、驚くやら…。

◎コロナ対策の一環として、事業用家賃補助が有りますがそれについて不動産所有者には特典なしと残念がっていた当方、ひょんなことから、この2月1日期限で土地を除く固定資産税減免制度が有る事を知り慌てて減免申請を提出、多分OKとなる見込みですが、この制度知らない事業者が多数存在しているようです。税金は申告制度が原則とは言え、情報「知らぬは仏」は納税者の為ならず、どう見ても情宣活動不足ですね。

◎12・1月に雪が多かった事由もあるのか、今月半ばから町内の残雪のたまり場の排雪作業(違う場所に移すだけ)が開始され驚いてます。例年であれば3月に始まる排雪作業、春になれば自然消滅する雪に税金を投じて排雪する意味は?コロナ対策で困窮する土木業者への経済支援なのでしよう。今は立春直前、これから雪はまだまだ降るのに…。

◎最大の関心事、山荘の事業継承問題、昨年の今頃検討が開始され、契約直前にコロナ禍で延期され約1年、その再開もコロナ次第との事。果たしてどうなる事やら…。