超暖冬・小雪 初めての野尻湖畔体験

1979年3月に信州野尻湖畔に移り住みまもなく満28年を迎えます。これまでの間、一晩に1m以上の降雪・朝の最低気温-20度の体験・野尻湖の全面結氷・ダイヤモンドダストの目撃・1m先も見えない猛地吹雪の体験等など、雪国豪雪地帯のあらゆる状況を体験してきた信州野尻湖畔でしたが今年は全てを覆す状況となっております。現在の山荘周囲の景色は、まるで3月下旬から4月初めの春の様相です、気温も日中は連日+温度となり、とても冬を感じることが出来ずこのまま春が来てしまいそうな感があります。幸いスキー場は昨年末から全面滑走可能になっており、スキーのお客様のキャンセルには繋がらず救われております。全国的にこのようなお天気が影響して、スキーの雰囲気が薄れているのかスキー場の入込客数も私の経験では過去最悪になっていると感じます。 私にとっては道路除雪・屋根雪下ろし作業等からの解放、特に今季は石油価格の大幅値上げがあったもので、除雪機の燃料消費減、暖冬による暖房用燃料の消費量減と経費支出面では良い状況と思われます。しかし、日中の肉体カロリー消費が進まない割には夜間の燃料?吸収は変わらず、毎年恒例の4月誕生月検診時に、メタボリック症候群の宣告があるのではと心配いたしております。 この全国的な暖冬で、冬眠出来なかった熊のニュースがありました、当地で毎年真っ先に収穫になる地のフキノトウが、植物的に冬を経験出来ず秋の延長が続いている状況とかで姿を見せないと農家の人が述べていたのが印象的です。この地で田舎暮らししている最大のメリットは日本の四季を満喫出来る事と思っております、やはり冬はそれなりの冬を体験したいものと感じており、お天道様にはこれからでも遅くないので是非本格的な冬を是非お願いしたいものです。 山荘会員の皆様も、各々のお住まいの地で穏やかな暖冬の2007年をお過ごしの事と存知ます。昨年3名様を新たに会員としてお迎えいたしましたが、新年早々にお一人(静岡県の勝呂様)のご入会お申し出がありご入会いただきました、現在会員数は37となりました。今後もご入会をご検討いただいているお客様が数名おり、団塊世代の皆様の田舎暮らしへのご要望の多さを感じております。当方といたしましても会員皆様にご満足いただける会の運営に全力を尽くす所存です、私も山荘会員の皆様への新たな企画を考案、実現に向けて努力です、どうぞこれからも山荘発信の情報にご注目ご期待いただけますようお願いいたします。

山荘クリスマスコンサート&パーティー報告

前号でお知らせいたしました、山荘のクリスマスコンサートと復活クリスマスパーティーが12月23日天皇誕生日祭日に開催されました。あいにく、スキー場は雪不足でスキーが不可で初滑りを兼ねてのお客様はゼロでしたが、コンサートにはお蔭様で40名を超えるお客様にご参集いただき賑やかに開催されました。山荘としては昨年5回目のコンサートでお客様にお集まりいただけるか不安もありましたが杞憂に終わり何よりでした。今回も山荘で開催されるコンサート皆勤のお客様もおられ感謝・多謝です。ピアノ(男性)とビオラ(女性韓国籍)の奏者は山荘初お目見え、現役芸大生の実力を聴衆の皆様に十分ご満喫いただけたようです。コンサート終了後のクリスマスパーティーでは演奏を終えた奏者も合流、美味なお酒と山荘心尽くしのおつまみを交え、和やかな楽しいひとときでした。奏者がアルバイト?で出場する紅白歌合戦等様々な演奏活動等の興味深い話や、韓国籍ヒョンさんのバイタリティーある生活振りに関心するやらで大いに盛り上がり夜遅くまで・・・・・。 奏者3名はいずれも今年大学4年生、いずれも将来ソリストを目指して勉強中です、彼等の今後の益々の活躍を祈念するとともに、数年後彼らの復活演奏会を山荘で開催出来る事を願っております。

今季のスキー場は

例年の山荘周辺のスキー場は、この2月三連休でシーズンの折り返し点を過ぎると言われるのですが、今季は異なると思われます。 暖冬・雪不足の影響が大で若しこのままのお天気が続けば3月は多分スキー不可となってしまうでしょう。年末は何とかギリギリで間に合いましたが、降雪量は例年の三分の一以下です。スキー場の様子もすっかり様変わり、正月休みを含め今年スキー場の駐車場が満杯になった日は一日もありません。スキー場もターゲットを子供にシフトしたスキー場が多くキッズ向けのハード面の整備競争が行われております、子供が来れば親が必ず付いて来る魂胆なのです。 私の好きな妙高杉の原スキー場は、アライリゾートスキー場の閉鎖に伴いボード人口が大幅に増え(60~70%がボーダー)ました。我々中高年スキーヤーはボーダーのマナーに困惑しており杉の原スキー場から中高年スキーヤーが逃げ出さないか心配になります。1月末、好天の日に出かけた志賀高原焼額山スキー場も過去十数年行った中で一番のガラガラ状態、Pホテル南館も休業中で驚かされました。しかし、スキー好きな人には雪が例年のように豊富でない事を除けば、今季もスキーヤー大歓迎の状況は変わらないのですが、残念ながら昨年に比べ中高年のスキーヤーの数が減少している感があります。ある人が述べていた、我々スキー関連の事業者が元気になるには「現在のスキー場と関連事業者の半分が淘汰され、その中に自分が入らない事しかない・・・・」との言が現実味を帯びてきたと感じます。これからのスキー場どうなりますか五里霧中です。

北信五岳を登る会

三年前に発足させた「北信五岳を登る会」ですが、昨年は一度の登山(鍋倉山・森太郎・森姫探訪)しか実施出来ませんでした。最近の中高年の皆様の登山ブームは歓迎するところですが、主催者としては日程を定めた団体の登山の難しさを実感いたしております。安全第一は何にもまして最優先しなければなりませんが、お天気と参加者のご満足はなかなか両立し難く何時も悩まされております。私が個人で登山する時は、まずお天気から登山日を決めます、その上で実施しても山の天気は変わりやすく、昨年の谷川岳登山では山頂での眺望はゼロだった現実もあります。今年もお天気が絶対に安定している時期(梅雨明け直後・秋晴れの続く時等)の登山を計画したいと考えております。登山の情報発信はこれまで通り、山荘よりメールにてご案内させていただきます、山荘にメールアドレスの登録の無いお客様はアドレスの登録をお願いいたします。

奥信濃ファミリークラブ報告

皆様にご愛顧いただいておりますファミリークラブ、今年も3月には新年度のご案内をお届けさせていただきます。現在新年度お届け品について、生産者と打ち合わせをさせていただいております。
山荘ホームメイド商品(ジャム・燻製品)もお蔭様で毎年ご注文が増えており嬉しい悲鳴です、本年も顧客満足度100%を目指し運営いたしますどうぞご案内までいま少しお待ちいただけますようお願いいたします。

[編集後記]

◎山荘通信46号をお届けいたします、1月中にお届けの予定でしたが諸般の事情で遅くなりましたお詫びいたします。
◎記事にも記しましたが今年の暖冬・小雪には大変に驚いております正月明け以降、明日降る明日降る・・・・と言ううちにもう2/9となりました。山荘周辺も地面が露出しており今にもフキノトウが出そうな様子です。
◎雪不足は地元建設業界にも深刻な影響が出ているようです、除雪・屋根雪下しの雇用が喪失し雪国の経済状況は益々悪化の一途だそうです。行政や依頼者側は喜んでいるようですが、仕事が無く困っている人が遥かに多いとか、何事も程ほどを願いたいものです。雪よ降れ降れもっと降れ!
◎当方の温泉通い継続中、今は妙高市民?として1回¥227です。[輝]