2009年 迎春 野尻湖は不変

皆様、新年明けましておめでとうございます。100年に一度と言われる混迷した経済環境下の年明けでしたが皆様はどのように新年をお迎えになられたでしょうか、皆様にとって先の見える2009年になってもらいたいものと願っております。奥信濃山荘にとっては、年賀状にも記しましたとおり今年満30年を4月に迎え、また山荘の後継者不在との大きな問題を抱えておりますが、山荘会員の皆様には従前と変わらない山荘経営をいたしますのでどうぞご安心下さい。当地は遅い降雪でしたが2009年のスキーシーズンを迎え、黒姫スノーパーク・杉の原スキー場・赤倉スキー場等何処も外観は変わらず年末に営業を開始いたしました、しかし各々のスキー場いずれも大きな問題を抱えているようです。私は今シーズンまだ何処のスキー場でも滑っておりませんが(お客様の送迎で行ったのみ)、お客様の話では毎年利用していた食堂が閉鎖されていたり、経営者が変わっていた等々ネガティブな話題ばかり先行で困惑しております。昨年には長野県の体制派と言われる長野経済研究所が初めて既存のスキー場の廃止を提言しており、スキー場へのアゲインストの風は吹き止みそうにありません。私が最も期待していた団塊世代のスキー場への回帰は未だ目に見えて表れていない状況です。しかし野尻湖の自然環境だけは不変です、今年は冬型のお天気が長続きしないもので正月来好天が続いており野尻湖畔の美しい景色を大いに楽しめております。この後世に残したい自然環境を壊しかねない問題も出ており、私もそれに反対の意思を表明するとともに、8年前のリベンジでこの3月の町議会議員選挙に出馬の決意をいたしました。山荘通信54号にはその選挙結果をお知らせ出来ると思います。どうぞ皆様、陰ながら私にご支援を賜りますようお願いいたします。

今後の山荘(野尻湖)周辺行事予定


 1/18 黒姫高原クロスカントリースキー大会
 2/6~15 黒姫高原スノーフェスティバル
 2/15 第55回レルヒ記念杯スキー大会(黒姫スキー場)
 3/17 信濃町議会議員選挙告示
 3/22     同上   投票日
 4/25 奥信濃山荘開店満30周年記念日

奥信濃山荘会員総会のご報告

前号の山荘通信でご連絡いたしました昨年の会員総会は11/22久しぶりに多数の会員とそのご家族にご参集いただき和やかに開催されました。ご参集いただいた会員はご本人5名様、ご同伴のご家族6名の合計11名様の参加者。ここ数年一組か二組の総会が続いていたもので、久しぶりの賑やかな総会懇親会でした。懇親会では何時もどおりの美酒と食事にご満足いただきながら懇談、山荘の後継者問題も話題になり多くのご支援の声をいただき恐縮する場面多々ありました、山荘会員の中から後継者が出てくれるのではないか・・・・との淡い期待もあります?。ただ今回の総会は翌日に予定していた、私の米作りに関するイベントの「合鴨極楽大往生感謝祭」に併せてご参加の会員が多数で、山荘会員総会を主催した当方といたしましては、合鴨イベントが無ければ何人にご参集いただけたかと思うと若干複雑な気持ちも残りつつ・・・。皆様も翌日の宴を考えて、何時もよりお酒も控えめ?で、早めのお開きとなりました。

合鴨極楽大往生感謝祭報告

私が昨年生産にチャレンジいたしました「無農薬栽培合鴨農法天日干し新潟コシヒカリ米」は台風の被害も無く無事収穫になりました。10月早々からその販売を開始いたしましたところ予想以上の反響があり天日干しの米は早々に完売、味は全く変わらない(何度も食味テストをしましたが私には判別付きませんでした)機械乾燥米を併せて販売、これまでに600k強のお買い上げをいただいております、有難うございました。その米作りに多大の貢献をしてくれた合鴨君が50数羽おりました、彼らは7月末で仕事からは解放されたものの、その時点では食すには不適な鴨肉とか、脂がたっぷり乗る11月まで田んぼのオーナー富永氏に依頼して、田んぼの水辺にて飼育することとなりました。草刈、稲刈り、脱穀等の作業の折には必ず面会するとだんだん成鳥して愛着が出てくるも「美味しくなれ、美味しくなれ」の念仏で気持ちを誤魔化し?、11/23のパーティー日から逆算して11/20をギロチン日と設定、作業と相成りました。ギロチン行為は富永氏に任せ、当方は血抜きと毛毟り作業担当初めての経験故慣れない作業に大奮闘、3人で9羽の作業が限度でした。今回のパーティーには新潟市から知人でフランス料理人のM氏に解体の作業と料理一式を依頼、これが大変に効を奏しました。料理は合鴨赤ワイン煮・合鴨のローストオレンジ風味・合鴨ステーキ・合鴨と茸のクリーム煮・内臓の塩焼・合鴨鍋の6品18名の参加者で完璧に食べ切り完食でした。合鴨米の塩にぎりもお代わりの出る始末で、参加者の満足ぶりは主催者としても嬉しい限りでした。今回の合鴨感謝祭は合鴨米をお買い上げいただいたお客様に限定したご案内でしたが、こんなに好評であればお米とは関係なく、合鴨パーティー開催が可能と思われる内容でした。参加者からは来年も参加の弁が多数寄せられておりますが、それには今年も合鴨農業を継続の前提があり若干考える時間が必要です。昨年の合鴨農業諸々の収支も私の人件費を除けば多少の黒字になっている程度だと思われます、ホビーとしての農業体験と考えざるを得ないようです。でも、人間美味い米、美味い食物、美味い酒がある事ば何と幸せな事かを痛感しております、多分食いしん坊の私ですから?。

[編集後記]

◎山荘通信53号をお届けいたします、本来は昨年11月に発行の予定でしたが、諸々のヤボ用にかまけてしまい大変に遅れてしまいました、それに伴いこれまで年4回発行の期間が若干ずれてしまいそうですがどうぞご容赦下さい。
◎灯油価格の最近の急落振りに驚いております。山荘は480ℓのホームタンクがあるのですが、昨年の石油高騰以来、満タンにしないで少しずつの(100ℓ)購入をしております。それは今考えれば大正解?今日の買入れ価格は1ℓ¥55でした。ある人は昨年9月に更なる値上がりを見越して2000ℓも買いだめして泣いているとか、世の中人生色々です。
◎山荘のサロンでは昨年11月から薪ストーブを毎日焚いております。昨年秋、隣地の立ち枯れの大木を多数貰いうけ薪にしたもので、十分な薪在庫があるのが理由。薪の種類で火力の強弱の違いを初めて認識しました。しかし、この歳になると薪ストーブの困難さも段々判りつつあります。次回ストーブを買い替えの時には長野県で推奨しているペレットストーブがベストと思うようになりました、これ私が歳を取った証拠?。
◎年賀状にも記しましたが、この3月の町議選挙に8年ぶりにもう一度チャレンジいたします。8年前の轍を踏まぬようアドバイスして下さる人の意見を忠実に聴いて動いております、選挙活動は告示期間中だけに制限されているため、後援会活動となります。現在その後援会設立に奔走中、3月末には必ず朗報をお伝え出来るよう努力いたします、請うご支援!。 [輝]