何時まで続くコロナ禍 ニッポン

7/23のオリンピック開会式を目前に一向に収まる兆しの見えない首都圏の感染状況、このまま推移すれば「日本がコロナに負けた証となってしまう五輪」になりそうな予感が真実味を帯びております。長野県は累計感染者数は5000名を超えましたが、我信濃町は感染者16名に留まり、町内で過ごす限りマスク姿以外では何時もと余り変わらない生活を過ごしております。ただ、観光のお客様の来訪で成り立つ仕事に携わる者にとっては、一年半続くこのコロナ禍には厳しいものがあります。山荘に限れば、昨年は持続化給付金等の支援金が約140万円給付されましたが、今年は現時点で40万円+固定資産税の一部免除に留まり厳しい状況が続いております。
無担保無利子の借入資金は用意されているものの、返済の目途が立たない借り入れは泥沼に嵌り込む恐れがあり禁じ手と考え選択肢にはありません。山荘はかねてより、宿泊・工房・ファミリークラブ(FC)の三本柱での経営を行って来ました

昨年来、宿泊部門の売上減少を工房/FCで多少なりとも補う事が出来て来ました。今年のFCの売上は申込締切時点で既に昨年一年の売上金額を越えてしまい、お申込いただいた皆様には多大の感謝を申し上げます。ただ毎年大好評で大勢のお客様からのご注文をいただいているサクランボ(紅秀峰)が4月の凍霜被害でお届けが不能となってしまった事は想定外の出来事「世の中万事塞翁が馬」なのですね。この凍霜被害これから収穫を迎える果物等々にも甚大なる被害を与えている(杏の収穫に影響有り)ようで、今後長野県下の果樹農家にはコロナ禍以上の災難が降りかかる恐れが有り、緊張感から抜けきれません。4月の凍霜被害にも見られるとおり今年の天候も異常気象の典型です、例年に比べ早い桜等々の開花、梅雨入り前の雨続きの天気等々数えたらきりがありません。そして今は梅雨末期の局地的集中豪雨が大いに心配されております。昨日の天気長期予報では五輪期間中の40度超の高温も予想されており世界からのバッシングを受ける五輪にはなって欲しく無いものです。コロナ禍に於いて、山荘の珍事?を一つ紹介、リモートワークが当たり前になった昨今、山荘に長期滞在のお客様の問合せ並びにご利用が集中しております。昨年は、赤倉GHだけのご利用でしたが山荘は6/22からご利用が始まりました。8月の一週目には瞬間ですが同時3組の長期滞在の予約(赤倉GHを入れ4組)があります。昨年はほとんど働かなかった?この時期ですが、今年は昔のような夏となりそうです。また新聞等で見聞きするだけと思っていた「ワ―ケーション」なる言葉を我が身で実体験するとは…??? コロナワクチンの高齢者接種が始まり2ヵ月が経過しましたが私にもようやく6/23に一回目の接種完了二度目は7/14となります、家内は7/1と7/22で7月中には完了の見込で一応安堵しております。どうぞ、皆様もコロナに負けぬよう、自己免疫力を高める事に十分留意され、くれぐれもご自愛下さい。

今後の山荘周辺行事予定

7/3~4 野尻湖トライアスロン大会 延期
7/31  野尻湖灯篭流し花火大会 規模縮小し1回目実施
8/21  野尻湖灯篭流し花火大会 規模縮小し2回目実施
9/4~5 野尻湖トライアスロン大会

※コロナ感染状況の影響で変更の場合もありますので予めご了承下さい。

絶好調だった今年のFC

前述のとおり、今年の奥信濃FCへのお申込は昨年比大きく増加しました。お申込者数の増加はありませんがお申込件数が大幅に増加いたしました。コロナ禍の影響で、皆様の外出制限等々巣籠された方が多いのか、マスコミでも報道されていた通り、コロナ禍の現在、皆様の外出自粛が地方物産品のネット等々を通じた購入に繋がっていると思っております。
今年はサクランボのような被害が今後出る事も予想されますす、当方といたしては皆様の期待に答えられる農産品をお届けする事を第一義としております、それに応えられない場合にはお届けのキャンセル、ご返金での対応をさせていただきますのでご了承をお願いいたします。

樹木葬蝦夷桜報告

昨年10月に北海道帯広にて買い求めた当方の樹木葬用の蝦夷桜ですが、取り敢えず山荘の前の敷地に植樹し無事根付きには成功しました。この春先には新芽も沢山付いており鴨農場のオーナーから肥料をわけて貰い散布、花の咲くことを願いましたが、願い叶わず花芽では無く、葉芽ばかり残念の一言でした。花は咲かずとも成長はしており背丈は随分大きくなりました。今年は10年振りのマイマイ蛾の異常発生で毛虫との戦いもようやく終了、この秋の紅葉と来年の開花を楽しみに過ごす所存です。皆様の中で花芽を育てる方法をご存知の片が居られましたらご連絡いただけますようお願いいたします

今年の百名山登山計画

コロナ禍の最中、昨年5月の50座、大台ケ原を最後に遠ざかっている百名山登山、復活に向け過日私の登山の原点斑尾山登山を実施、しかし73歳体力の衰えは如実、50座にて終了の可能性も有りかな?との感有り。しかし斜里岳登山の願望も多々、今年9~10月がラストチャンス?その可否はこれからの北海道コロナ感染状況次第です。同行希望者が居られましたら大歓迎、ご連絡をお待ちいたしております。

[編集後記]

◎山荘通信93号をお届けします。コロナ禍一年半経過中の初夏到来、皆様のお住まいの地は如何ですか、当地は前述のとおりマイマイ蛾の異常発生はあるもほぼ例年通りの初夏の野尻湖畔です。異常気象なるも雑草の育ち方だけは凄いの一言です。

◎異常気象のお陰でラッキーだった事を一つ紹介、永年願っていた、秋田角館の桜と青森弘前城の桜を一度に満喫出来ました。4/20長野発、その日角館の満開の花見(寒気の南下で桜が長持ちしてくれたのが事由)、翌4/21開花の早まった弘前城桜満開(例年であればゴールデンウィークに満開)、と同時期に桜を堪能、例年であれば有り得ない出来事とか、大変にラッキーでした。コロナ禍の影響で観光客も些少、こんな花見は二度と有り得ないでしょう。誰に感謝しましょうか…。

◎昨年6月から開始したママチャリ散歩、この5月から永年山荘をご利用いただいていたお客様が愛用されていたプジョー製自転車を遺品としていただき、乗り換えPeu散歩として継続中。これまで延べ253日、759Km走破しておりますが、過日の斑尾山登山でその体力の衰えに愕然、毎日3Km程度のPeu散歩では体力増強に繋がらない事を知りました。

◎最大の関心事、山荘の事業継承問題、永年取引していた日本公庫からこの4月に事業継承手伝いの誘いが有り登録。数日前早々に照会が入り協議中、長野県の機関には4年前に登録するも音沙汰無し、東京との格差を実感させられました。