猛暑・残暑の過ぎ去った 野尻湖から

野尻湖にて34回目の真夏を経験しましたが、今年の7~8月はこれまで経験しなかった異例の夏でした。
今朝の気温は17度とようやくこの時期の天気に戻りつつありますがこれからも異常気象に対する注意が必要と思われます。思い返すに、例年に比べると早い梅雨明け、山荘玄関前の温度計が何日も30度を超えた程の猛暑、従前であれば猛暑の夕刻に必ずあった夕立が全く起きなかった日々、そして例年であれば盆過ぎからの秋風が全く訪れない残暑厳しかった日々と、日本列島あちこちで異常気象が多発しているようです。
この暑さの中、完全防護服着用で何時まで続くか判らない福島原発事故絡みの除染作業等に従事している人には本当に頭の下がる思いです、原発推進する人達はどのように思っているのでしょうかネ…。
今年の春先、この夏が一昨年のような猛暑であれば原発の再稼働が無ければ絶対に過ごせない(大飯原発だけは再稼働)と述べていた電力会社やその筋の知識人はどうしてますかネ…。今年の夏は全国的に過去に経験の無い猛暑であった事は皆様ご承知のとおりです、しかしこの夏、国内で電力不足による停電は一件も起きておりません。当然日本国民の様々な電気に対する節約等の積み重ねがこの結果を生んだと思われます、日本国民が物事に対し冷静で良識ある行動を取れる事に誇りを持ちたいと思います。この夏、日本国周辺で起きた隣国人彼等の行動とは別次元の話です。私は海外旅行を元々好みませんが、こんな事がありそのような隣国(この11月に従兄弟会で釜山旅行が計画されていましたがキャンセル)には絶対に旅行したく無くなりました。
野尻湖は今年、水位の減少が激しく今では150センチ以上下がり、岸辺がすっかり干上がっております。例年だと猛暑の日には、夕刻激しい雷雨が多発するのですが今年は皆無、多分キャンプ場利用のお客様には歓迎された事でしょう。この猛暑・残暑・少雨の結果、農作物には影響が出始めており心配です。信州の果物の美味しさは朝晩の気温差が大いに影響すると言われております、これから収穫を迎える果物への影響が懸念されております。 
山荘はお陰さまで、前年比140%のお客様にご来訪いただきました、しかし9/1に計測された水道使用量は昨年比200%増で何故?…。昨年から急増した長期滞在ご利用者も更なる長期化と増加傾向が続き、お客様のリゾートへの意識が少しづつですが変化しているのを感じるようになりました。 長期滞在については通年利用が定着しつつあり、別荘不要論となりそうな予感がします。

今後の山荘(野尻湖)周辺行事予定

9/22  妙高山麓時代まつり・関川関所まつり
10/7  信濃町観光協会主催秋山登山 黒姫山/霊仙寺山
10/20 Johnbull in Myoko 2012 歴史ある英国車の祭典 於:アパホテル・パインバレー
10/27・28 越後謙信酒祭り  オーナー絶対のお薦め
10/27~11/4 妙高芸術祭/四季彩芸術展(妙高山の絵画写真展)場所:妙高高原メッセ(山荘から車7~8分)
11/1  野尻湖わかざき釣り解禁
11/19  小林一茶忌 第186回俳句大会 新蕎麦会 於:柏原一茶記念館
11/24  奥信濃山荘主催 新蕎麦会・合鴨感謝祭・山荘会員総会
12/中旬 近隣スキー場オープン

利尻山登山報告

前号の山荘通信でお知らせしました当方の利尻山登山についての報告をさせていただきます。深田久弥氏の名著「日本百名山」の一番目に記載され、日本最北端に位置する利尻山は登山愛好者であれば誰でも登りたいと思う山と言われております。
私も百名山踏破は無理ですが百名山キセル登山?で一番目と最後(宮ノ浦岳)は登りたいと願っておりました。7月に娘がPMF公演に参加で一カ月札幌に滞在する事を口実に利尻山登山にチャレンジしました。7/8野尻湖トライアスロン大会終了後、野尻湖を立ち20時前、新潟空港にて福岡から来訪の同伴者従兄弟をピックアップ、一路青森港へ早朝のフェリーで8時過ぎに無事函館上陸。
朝市にて名物の海鮮丼の朝食後、登別の温泉に浸り札幌の宿ウィークリーマンション着は18時。翌日7時前に出発一路稚内経由夕刻に利尻島鷲泊の旅館着。宿の食事はOKとても登山者の食事とは思えない素晴らしいものでした。
翌7/11、4時半過ぎに宿出発で5時過ぎに2合目の登山センターから登山の開始でした。利尻山は年間一万人位の登山者の山ですが、山を守る人達の熱意には驚かされました。外来種の侵入を防ぐ靴底洗浄装置が設置され、トイレは小便すら持帰らせる徹底ぶり、登山道にはティッシュ等ゴミが一切落ちておりませんでした。私も様々な山に登った経験がありますがこれほど綺麗な登山道を歩いたのは初体験。
天気予報は昼から小雨の予報で昼前登頂を目指しましたが、道が険しくなる8合目から小雨が当たり胸突き八丁の9合目以降は本降りとなり山頂は嵐、山頂にて同伴者を待つ20分が寒さで地獄。
山頂に至る登山道には高山植物が満開の歓迎、しかし雨には敵わず花をジックリ愛でる暇が無かった事が残念でした。帰途は雨も上がり山の景色は眺められ何より、そして15時過ぎに無事下山完了。
翌日は朝から雨模様の天気、帰途予定した礼文島行きキャンセルして稚内に戻り無事18時過ぎには札幌に戻りました。私たちが利尻島に渡った週は10・11のみが登山可だったとか、利尻島に4泊するも登山出来ない登山者が出ることを認識させられました。

利尻島の一番天気の安定期は8月盆過ぎから9月前半との事参考にして下さい。我々の登山山頂かはらの絶景は無理でしたが悪運強い登山で満足出来る登山でした、感謝します。
同伴者の撮影した登山写真が下記のHPで公開しております。 http://www.koharu-home.jp/ (トレッキング)でご覧下さい。

[編集後記]

☆山荘通信66号をお届けいたします。今年の夏は日本中猛暑と残暑に見舞われましたがお元気にお過ごしと思います。

☆左記の行事にも記しましたが11/24の新蕎麦会・合鴨感謝祭に合わせて山荘会員総会を開催いたします、詳細は後日お知らせいたしますが是非多くの会員の皆様のご参集を願います。

☆同じく、左記10/27の謙信酒祭りを日本酒お好きな方にお薦めいたします、私も3回目ですが10/27に参加予定です。

☆北海道旅行に活躍してくれたV230君、10万キロ走行済のご老体ですが、ノントラブルで4000キロを無事走行しました燃費も通算で約10Km/㍑と経済性も両立していた優れもの、想定外の活躍に大満足、しかし最近、カーナビ(ソフトが古く交換を予定)が壊れオーディオが故障。この程度のトラブルはノープロブレムですが、予想されるエアーサスのトラブルだけは避けてもらいたいものです。

☆9/20から10/5まで山荘は開店休業?予定です、ご宿泊だけの対応はいたしますがお食事提供についてはご遠慮をお願いいたしておりますのでご了承下さい。[輝]