2012年豪雪 災害救助法適用の信濃町・野尻湖

信州野尻湖畔の積雪は現在2メートル程度、2/7からの大寒波襲来第三弾は日本海側だけの里雪となり当地への降雪はほとんど無く安堵いたしております。
昨年は12月早々からの根雪、そしてクリスマス寒波から始まった大雪は休むこと無く降り続きました、今年になって一晩で1メートル近く降った日が二日もあり久しぶりの驚きでした(その朝は取付け道路約50mの除雪に2時間以上を要します、その日は不思議と除雪終わった頃を見計らって新聞が届きます、人間が1mの雪をラッセルするのは大変です!)。
長野県では信濃町・飯山市・栄村・小谷村に豪雪による災害救助法が適用されましたが信濃町は自衛隊の出動も無く通常の生活をおくっております。ただ老人独居世帯等の屋根に積もった雪下ろしに、役場職員や建設業者、ボランティアの人々が多数従事しております、残念ながら信濃町でも雪下ろし等の作業中に命を落とされた方も出てしまいました。
当方の被害は雪による倒木で電話線の切断があり2日程インターネットが不通(電話は携帯でOK)となった程度で済んでおります、ただ毎朝の山荘取付け道路の除雪が日課となり老体化した除雪機(中古で購入したので20年以上経過?)をナダメスカシながら取付け道路の老々除雪後、落雪が軒に付いてしまい滑り落ちなくなった屋根の除雪を注意深く行う日々です。
今年の雪は長野より隣の新潟妙高市は約2倍以上降っており、新潟県側の方がその影響は深刻です(妙高市も災害救助法適用で高田の自衛隊が出動)。赤倉GHのある場所の積雪は当地の2倍以上確実にあります。 JR信越線も除雪が間にあわず黒姫駅以北が暫し運休、鉄道への信頼が無くなりつつあります、2014年に北陸新幹線が開通し信越線が第三セクター化された時には鉄道への信頼が更に落ち込む事が予想されます。
人間としてはまともな感覚なのでしょう、このように災害救助法発令されている場所でJRも不通のスキー場への来訪者は昨年以上に減少しており、雪を仕事の糧にしている冬の観光業に携わる人のモチベーションは下がり放題となっております。当地に住んで33年、昔の大雪の時に比べ気温の低下は緩んでいると感じます。今年これまでの気象予報では史上最大の寒波襲来等々の報道がされておりますが眉唾物!、今年当地の最低気温(山荘玄関前)はまだ-11度だったと記憶しております、昭和54年春野尻湖に来た翌年の冬-20度を経験した驚きはもう経験出来ませんがこれまで-15度程度は年に数回はあったような記憶があり、毎年「早起きは三文の徳」で早朝ダイヤモンドダストが出現し感動するのですが今年は未出現、今年は多分出現しないでしょう。
立春を過ぎたものの、まだ雪の減少は皆無、当方も携わっててる上越市三和での合鴨農場の雪融けの遅れ→田植えの遅れ→収穫の遅れ→台風被害等々が心配されるようになりました。
また当地のゴルフ場関係者は真剣に春のオープン遅れを懸念いたしております、今年は一時に大量に降った雪が多くそれが氷のような層になって何層も積み重なっているとかで融けるのに長時間を要するようです、当地周辺では赤倉GC(例年オープンは連休後)を除けば他のゴルフ場は4月半ばにはオープンいたしておりましたが、今年は連休に間に合うか微妙な状況です、ゴルフ場で働く人も多数おりますので雇用問題も含め地元への影響大となります。
世の中の出来事で、特異な事で良い結果になる事の無い典型的な事象ではないかと思います、ただ人間の能力だけは特異な能力は大いに結構、大切に尊重したいと思います。 今年2012年はどうか普通な何時も通りの一年であって欲しいと願うと共に、皆様にとってご多幸の一年であるよう願っております。

2012年第30回 奥信濃ファミリークラブについて

皆様にご愛顧いただいております表題のファミリークラブ、今年で30年目の区切りの年となります。
スキーのお客様の減少等で山荘の売上減少を支えてくれているのが農産品宅配事業となりました。当方の対応能力の問題もありお客様数を一気に増やす事は出来ませんが、ご贔屓にしていただいているお客様の更なるご満足を目指し今年度の企画をさせていただきたいと考えております。 3月末を目処に新たなご案内文書をお届けするよう準備いたしておりますので宜しくお願いいたします。手前味噌になりますが、当方の燻製についてはお褒めのご意見を多々いただき有り難うございます、特に肩ロースベーコンについては召上っていただいたお客様からご紹介されたお客様が何人も増え、3回ほど追加製造(30k程度)しお届けさせていただきました、今年は新たな種類の燻製作りにもチャレンジしたいと考えております。
また、通常の蕎麦に比べて栄養価が10倍含有されている韃靼蕎麦(現行は韃靼蕎麦乾麺\500と韃靼蕎麦焼酎の素\300二品)の新たな商品化に取組みたいと思っております、どうぞ今年度もこれまでと変わらぬご愛顧を賜りますようお願いいたします。

ペレットストーブ利用状況報告

山荘のペレットストーブ(製造元釜石の石村工業は東日本大震災津波で被災しましたが復旧しました)利用状況をお知らせいたします。
昨年まで利用していた広葉樹の楢薪等の在庫が終り、今年度は不要な唐松の原木(間伐材)を知人から貰い、ペレットストーブで併用燃焼させております。唐松はなるべく太いまま、ストーブの燃焼室に入るぎりぎりの大きさにカットして用意。結論から言えば◎で、当方も大満足の状況です。
唐松が良く燃焼して温度も高い為ペレットの消費も昨年に比べると少ない感じもしており良い事づくめです、燃焼後の灰と煙突に溜まる煤が些少であることは昨年と一緒今季はまだ煙突掃除を一度も実施しておりません。ランニングコストの報告は次回にてお知らせいたします。

[編集後記]

☆山荘通信64号をお届けいたします、今年も4回発行の予定といたしております。

☆昨年12/18、兄の三回忌で藤沢の大庭霊園にSVXで出かけたところリアタイヤ車軸を支えるアームが塩カリの腐食によりボディーから外れてしまい走行不能の状態に、当日高速道路を走って良く無事辿り着いたものと感心?車はレッカーのお世話になり工場での診断は廃車止むなし、16年塩カリ豊富な道路を走った結果は無残なものでした。後継の車はとても新車を購入の財力は無く、ヤフーオークションで昔から一度乗りたかったシトロエンC5を格安で購入、今はハイドロティックサスペンションⅢの乗り心地に満足しております。

☆昨年大晦日、94歳の母の容態が急変入院するも末期の診断となってしまい終末医療となってしまいました。最期は自宅にて安らかにとの思いで1/18に自宅に戻り、現在自宅療養中。当方も1/3からお客様と大雪の合間を縫って6度当地と藤沢を往復しております。藤沢市は在宅医療とか在宅介護が非常に良く整備されているようで、自宅にてこのような医療サービスを受けられる事を初めて知りました。22年元旦の兄の件もあり当方にとって年末年始は鬼門のようです、折角今年復活なった年賀状ですが、来年は再び元に戻りそうです。

☆上記の事由で今年になり新年会は全て欠席(当地に不在)と相成りました(健康に+?)、スキーも楽しむ心境にあらず。4月花見の頃には社会復帰したいものです。[輝]