奥信濃山荘会員制度 満14歳

995年11月に発足いたしました奥信濃山荘会員制度、この11月に満14年を経過し、15年目となりました。現在の会員数は40名様で推移いたしております。この14年の間に、リゾートに係る様々な考え方は大変革を遂げてしまったようです。お客様の休暇中の過ごし方も多様化してしまい、当地信州野尻湖畔へのお客様のご来訪も様変わりしてしまいました。
幸い野尻湖畔の自然環境だけは私が開業した昭和54年当時と余り変わらず、心底野尻湖がお好きなお客様も日本全国に多々居られるようでそれがせめてめの救いであります。野尻湖には大きな別荘地区が3箇所あります。その筆頭は野尻湖国際村(NLA)です、その歴史は太平洋戦争前からの活動でありこの地の先駆者でした。彼らの野尻湖を愛する活動、そのポリシーは綿々と次世代に見事に受継がれており、夏季期間中の賑わいは昔と変わらず続いております。野尻湖の将来について、行政も含め様々な議論があります、ここは我々地元民が彼等の活動を率直に評価し受け入れる事、彼等の考え方に沿った形で野尻湖の自然環境を保護・育成するプランに賛同する事にその回答があるのではないかと考えるようになりました。しかしそれを行政や地元の人達が理解するのは至難の技である事を、私は悲しいかな知っております……。野尻湖周辺にある野尻湖大学村と野尻湖グリーンタウンの2つの別荘地は、所有者の世代交代が上手く行われていないようで、常時利用されている建物と朽果てた別荘がお互いに自己主張をしており更にIターン現象で田舎暮らしを求めて定住している住宅(中古別荘は驚く程の低価格で購入可能)がトライアングルになっております、そのような地域では近い将来管理の問題も含め、様々な問題が惹起されそうな予感がいたします。山荘会員皆様の山荘ご利用状況も最近は非常に低調となっております、最近では会員特典で当方よりお届けしている信州の農産品だけの繋がりになってしまった会員もおられるようで寂しい限りです。会員様には私と同世代の団塊世代の方が多数おられます、仕事では第一線を退かれお時間の余裕をお持ちだと思います、どうぞもう一度昔を懐かしんで野尻湖方面へのご来訪をお待ちいたしております。山荘も3年前に赤倉に温泉付ゲストハウスを購入して長期滞在のお客様のご来訪が増え始めました、今般当地で親しくお付き合いをしている3件の温泉宿(山荘は赤倉の温泉)で、団塊世代の人を対象に「長期滞在/ウィークリー温泉宿」企画を立ち上げる予定です。場所は志賀高原ジャイアントスキー場前のホテル、湯田中温泉旅館と奥信濃山荘の3軒です。現在詳細HPを作成中ですが、六泊七日3軒の宿何処に宿泊しても4名様まで30000円弱程度(4名宿泊一人一泊¥1250!)でご宿泊出来る企画です(食事無し)今シーズンのスキーファンには絶対のお薦めプランです、どうぞご期待下さい。近日中にHP掲載予定宜しくお願いいたします。

今後の山荘(野尻湖)周辺行事予定

 
 11/19 第183回 一茶忌・全国俳句大会・新蕎麦会
 11/21 合鴨極楽大往生感謝祭パート2
      合鴨君全滅(野獣に襲撃され)で中止になりました。
 12/18 黒姫スノーパークオープン 
 12/19 妙高杉の原スキー場オープン  
     赤倉スキー場オープン
     池の平スキー場オープン
     タングラム斑尾スキー場オープン

合鴨農法2年目の米作り/h3>
皆様既にご承知のとおり、昨年初体験いたしました私の上越市三和区での合鴨農法無農薬米作り今年も2年目の挑戦をいたしました。今年は春先の雪が少なく、5月の連休中の田植えと昨年に比べると早いペースで作業が開始されました。田んぼのオーナーも昨年の好成績に気を良くして今年は昨年の3倍の約150羽の合鴨を導入する事となり合鴨田んぼも3面と大幅に拡大されました。7月末まで合鴨君は真面目に仕事に取組んでくれて、鴨君には今年も感謝・感謝でした。しかし、7月末からお盆にかけてその地も長雨に見舞われ(米の花の時期に当たりました)、結果として米は不作となってしまったようです。当地信濃町は三和に比べると標高も高く気温の上昇が無くイモチ病の発生もみられ、三和地区より更に悪い米の収穫だったようです。米以外でも、7月後半の蕎麦の撒く時期に長雨が続き撒けずようやくお盆の頃に撒いた農家が多々あったとか、残念ながらその農家は全く蕎麦収穫にならなかったとか、お天気には振り回された一年だったようです。盆過ぎにはお天気は一転好天続き、米は丈が伸びすぎてコシヒカリは茎が弱いとかで稲刈り前にほとんど倒れてしまう状況も発生、稲刈りにも多大の苦労をさせられました、8・9月の好天続きは山が乾燥し松茸を始めとする茸の発生が無く秋が終わってしまいました。

合鴨150羽もいれば期待は鴨肉、今年も早々に合鴨感謝祭を設定いたしました。しかし150羽の鴨を脂の載る11月後半まで飼育するのは経費もかかり至難の業、オーナーは昨年並みの50羽を残し嫁に出したり里子に出して、用水近くに水場を作り電気柵を張り巡らし飼育を開始しました。しかし、悪いことは続くもので9月末の台風で用水が増水、半分近くの鴨が用水の激流とともに日本海に脱走してしまう出来事が発生、10月半ばには更に悪魔の野獣(狐か狢?)に襲撃され全滅となってしまいました。鴨君にしてみれば、10月に獣に食べられてしまうか、11月に人間に食されてしまうかの違いです、とにかく米作りに多大の尽力をしてくれた鴨君の冥福を祈るばかりです。以上の事由で11/21に予定しておりました合鴨感謝祭パート2は残念ながら中止といたしました、それに伴い合鴨肉の頒布会も中止です、鴨肉のご注文をいただいている方には個人的に連絡いたしますが何卒ご了承いただけますようお願いいたします。

[編集後記]

◎山荘通信55号をお届けいたします、これまで年4回発行のルールを厳守して参りましたが崩れそうです、今年の当方の種々の経緯をご斟酌いただきどうかご容赦下さい。
◎山荘会員総会は、初めての企画として来春3月頃に、歩くスキーとスノーシューを体験するイベントとして実施の予定です奮ってのご参加をお待ちいたしております。
◎私の歳となると、時々同世代の友の訃報に接し驚愕してしまいます。お陰さまで私は年2回の定期検査で医者が驚く程検査数値の結果は良好とか、我勝手に3年前購入の赤倉温泉効果と判断しており極力毎日温泉入浴の努力中です。
◎当方の愛車は13年以上経過車が2台・8年経過車が1台、3台共に重篤な故障(修理代10万円以上)が惹起され困惑中。補助金付きの電気自動車は車とは思えず…。愛馬なら温泉療法があるのですが、愛車にはどうしたら良いのでしょう…。
◎今季、薪ストーブ用の薪、薪の殿様と言われている榛の木を大量にゲット出来ました、更に11/3の大雪で山荘のコナラの大木が倒壊、それも薪になってしまい量的には来期分まで確保、準備完璧です、早期の寒波襲来を願うものです。当方、願望のペレットストーブ導入は来年以降となりました。[輝]