奥信濃山荘通信 第51号

野尻湖生活30年目となりました

昭和54年４月25日、私の満31歳の誕生日に営業を開始した奥信濃山荘ですが、この４月同日で満29年、営業は30年目に入りました。と言うことは私も今年目出度く？還暦を迎えてしまいました。昔、還暦の人を見ると必ず爺と思っていましたが、いざ私がその当事者となると早々にそんな言葉は忘れ去り、赤いチヤンチャンコならぬ、真っ赤な二人乗りオープンスポーツカーを玩具として所望するも某事由により叶わず、若さ(他人により馬鹿さとも言う)だけは何とか維持しているつもりになっている私の今日この頃です。
学生時代の仲間やサラリーマン時代の同僚には早々に優雅な年金生活を送っている人も多々おります、当方はこの仕事に終身刑を科されておりますが、そろそろ真剣にこの仕事からの引き際、若しこの事業を後継してくれる人が居るのであればその方策を考える年齢となってしまいました。これからも当分は現在のまま山荘経営を続けて行きたいと思いますがお客様には我々同年世代の皆様に好まれる宿として、長期滞在とかグリーンツーリズム型体験休暇、またこの地の利を生かした登山等アウトドアースポーツを楽しまれるお客様に多数ご来訪いただける宿として生き永らえたいと思っております。今年、私は新潟上越市三和区の友人の所有する田んぼを借りて、有機合鴨農法による天日干しのコシヒカリ米の生産にチャレンジしております、10日程前に初体験の田植えを実施して、22日には合鴨を放鳥いたしました。この農業には山荘会員等皆様方の参加協力も大歓迎です、どうぞ今年の秋に究極の安全・安心・美味な新潟コシヒカリ米を食する企画にお力をお貸しいただけますようお願いいたします。合鴨も順調良く仕事をしてくれて成鳥となった暁には少々残酷ですが、酒席での美味な肴やご飯のおかずとなる見込みです。合鴨の燻製には気の早い人からの予約が来てしまいましたが、燻製についてはまだ製造の見込みも立たず、お受けいたしておりませんのでご了承下さい。この10月末以降、奥信濃山荘の食卓には何かが起きる？ご期待下さい。

今後の山荘（野尻湖）周辺行事予定

6／15(日)　黒姫山登山(開山祭)・参加者募集中
7／６(日)　野尻湖カップトライアスロンジャパンオープン
6／28(土)～8／３(日)　　タングラムラベンダーパーク開園(入園無料)
7／19(土)～10／13(月)　　黒姫高原コスモス祭り
7／26(土) 北信五岳を登る会主催火打山登山・予定　野尻湖灯ろう流し花火大会
※詳細は奥信濃山荘宛お尋ねください。

「北信五岳を登る会」よりお知らせ

四年前に発足させた「北信五岳を登る会」の活動ですが、昨年計画は立てたものの、お天気や参加者のご都合で実施出来ませんでした。私の個人的な登山は例年並みに実施いたしましたが、お客様をご案内する登山には安全の為、お天気が良い事は絶対条件です。今年もお天気の状況を判断して出来る限りの計画を立てたいと思っておりますので宜しくお願いいたします。尚、上記の火打山登山は梅雨明けが条件です、入梅の時期、長期予報を判断して梅雨明けが確実と見込まれた時点で計画、Ｅメールにてご連絡いたしますので今少しお待ち下さるようお願いいたします。

奥信濃ファミリークラブ報告

今年も例年並みの約１２０名様からご注文をいただきました、ありがとうございます。今年もご注文数の多いベスト５は1.生蕎麦2.オランチェ野菜3.ベーコン4.ブルーベリー5.アスパラ・トマト同順位と例年と変わらないお申込状況となっております。山荘会員の皆様で会員特典のお申込が無い会員様には、規定どおり山荘オリジナルジャムのお届けとなりますのであらかじめご了承ください。
尚、前述の私が今年生産にチャレンジいたしております有機栽培合鴨農法天日干し新潟コシヒカリ米を含め、これからお届けする品物についてはこれからのお申込も受け付けておりますので、お申込をお待ちいたしております。

赤倉ＧＨ報告

昨年６月より供用をいたしました赤倉ＧＨも間もなく一年を迎えます。温泉付施設としてのインフラ等は山荘より優れておりますが、お食事の点がネックなのか？ご宿泊のご利用は当方の見込みとは若干の相違があります。しかし、夕食前の温泉利用者は多く、山荘の上下水道光熱費軽減には十分寄与しているようです。温泉に関してはその恩恵を諸に受けている私は、今年風邪もひかず、永年悩まされていた花粉症から開放されました。難点は温泉後の○○○が美味過ぎて…。 今年も７～８月は昨年同様１週間以上の長期滞在のご利用者を優先させていただきますのでご了承いただくと共にご利用を予定されているお客様はお早目にご予約いただくようお願いいたします。

木管五重奏室内楽コンサート報告

前号の通信でご案内した３月に県内３カ所で実施しました娘の属す首記のアンサンブルコンサート、３会場いずれも大盛況のうちに開催出来ました。会場によっては予定の五割を超えるお客様にご来場いただき、お客様にご迷惑をかけた事もあるかと存知ますが何卒ご容赦いただけますようお願いいたします。娘も故郷での演奏会がマスコミ報道され、ほんのチョッピリ有名人？仲間５名は卒業後海外留学した人と大学院に進学した人に分かれました、皆の各方面での更なる活躍を祈念するとともに、10年後？に再び結集して千手院客殿にての復活コンサートを待っているとのご住職の言葉に皆感激している事でしょう、関係各位に心からお礼申し上げます。

［編集後記］

◎山荘通信51号をお届けいたします、当地は５月に入っても寒暖の激しい異常気象が続いております、今年は前述の米作りもありお天気には敏感にならざるを得ません。
◎過去４回秋に開催いたしておりましたル.シェルと吉村先生のシャンソンコンサート、残念ながら今年は開催出来なくなりそうです。デュエットで歌っていた一人が今年春ご病気で逝去されました。昨年のコンサートの時すでに病気がかなり進行しており、コンサートで歌う事が精神力となり病気と闘っていると聞いておりました。来年も必ずと約束して鹿児島に帰られたのですが…。北海道の息子さんとコンサートでなく野尻湖に来たいと願っていた彼女それも叶わず、心からのご冥福を祈ります。
◎私の信用が無いのか、私の米作りチャレンジが信用されていないようです。田んぼに実際に案内して農場と合鴨を見せてようやく信用されます。約700坪の田んぼ順調にいけば２０俵(1200K)以上もの収穫になるとか、真剣に販路を見付けないと大変な事になりそう…、この山荘通信お読みの皆様、この10月末に目出度く収穫の折にはお買い上げの方ご検討いただけますよう、何卒宜しくお願いいたします。［輝］